about
オープンエア・ファニチャー
何気ない空間が、大切な居場所に変わるとき。
広場や公園はもちろん、施設内のパブリックスペースや店先や街角にも、
自然に人々が集まり、思い思いの時を過ごしている場所があります。
何気なく立ち寄り、気ままに過ごしている空間が、
いつの間にか自分にとって大切な居場所になる。
そんな環境づくりをサポートするファニチャーブランド「highcollar(ハイカラー)」です。
人の心を惹き寄せるフォルム。居心地と機能性を兼ね備えるデザイン。
安全で頑丈なつくり。多くの人に愛されること願い、場つなぎ的ではなく、
もっと積極的に利用を促し自由な感覚で集い、語らい、屋外に親しむ時間をつくるには。
そんなことを考えながら、スチールの総合企業である井口産業株式会社が、
素材の特性と構造や技術を丁寧に読み解き、
デザインを通して未来を考えるデザインスタジオ、
DRILL DESIGNとともに、新しいオープンエア・ファニチャーを完成させました。
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Designer
DRILL DESIGN
林裕輔と安西葉子によるデザインスタジオ。素材の特性や技術革新を丁寧に読み解きながら、タイムレスで心に響くデザインを導き出す。
Canon、MUJI、Camper、Mercedes Benz などの企業と協業するほか、Red Dot Design Award、Good Design Special Award、Wallpaper* Design Award といったデザイン賞を多数受賞する。 -
Manufacture
井口産業株式会社 立体製作所事業部
鋼材の流通・加工を専門に行う企業である井口産業が、2007年に立体製作所事業部を設立。
エグジットメタルワークサプライの生産を担当するほか、店舗の什器、建具、テーマパークの意匠製作といった特注品を手がける。鋼材の特性を把握し、的確な加工、仕上げを行うと高い評価を受けている。
Scene
風景に親しむオープンエアファニチャー。
ソロキャンプ人口が増える一方で、グランピングのクオリティも一層向上するなど、アウトドアの過ごし方は実に多種多様に変化しています。
また、街中でも、カフェやレストランの店先のテラス席やコーヒースタンドでもエントランス脇にベンチを構えるなど、オープンスペースのニーズは以前にも増しています。
highcollarは緩やかにオンとオフの切り替えを演出し、多様なシーンに対応。
自分らしい時間を堪能できるようなしつらえを考えました。
Design
使い勝手を優先するフレキシブルなかたち。
誰でも気軽に腰を下ろして、さっと使えるように、highcollarはフレンドリーな表情とアクセスの良さにフォーカスしたデザインを展開。
カンチレバーで中央から天板を支えることで、テーブル下の空間にたっぷりと余白を取り、足元を気にせずに安心して座ることができます。
また、複数台を組み合わせて多様なレイアウトが楽しめるように、多数のバリエーションを展開。狭小空間でも活用できるコンパクトなサイズも取り揃えています。
Material
素材の特性を存分に活かした高い実用性。
公共の場で使われるアウドドアファニチャーには、高い安全性と堅牢性が求められます。
1946年創業より鉄鋼を取り扱う歴史を持つ井口産業株式会社が、構造体としての強度をさらに高める曲げ加工や溶接を行うなど、高いノウハウと技術をhighcollarに集約。
また、屋外での長時間利用を考え、防錆効果のあるメッキを施した上に、塗装で耐候性と美観を可能なかぎり向上させました。